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【No,7】
施設名: 特別養護老人ホームうたせ苑
職名: 施設長 氏名: 石井 幸三
平成16年度施設の取り組みについて


 年度が変わり、介護保険制度創設5年目に突入しました。 私ども社会福祉法人が運営する特別養護老人ホーム、デイサービスセンター、ケアハウスは開設から7年目を迎えました。八郎潟町の委託事業であります在宅介護支援センターは9年目を迎えるところです。 ここは、町の北東部山本郡との境、高岡山麓を背景に、南側丘陵にあり眼下に八郎湖、大潟村干拓地を望み、その西方には男鹿真山を見渡せるという風光明媚に恵まれた地に位置し、すぐ近くを幹線国道である7号線が走る交通の便も確保された適地です。 施設規模については、特養は入所50名、ショートステイ10名、デイサービス30名、ケアハウス15名、居宅介護支援事業所と在宅介護支援センターは2名のケアマネジャー、職員はパート10名を入れて60名、うち看護職員5名、介護職員26名、パート8名で、相談員は在介入れて6名の支援体制です。 生活処遇職員は年々増員でこれまできましたが、何人増やしてもこれで充分と言うことなく、今年度はこの体制でいくことにしました。
 開設以来6年間試行錯誤の繰り返し、対人援助の難しさを思い知らされるばかりですが、個々の生活を大切に、自立支援に徹して、互いに生きがい、やりがいを見出していけるような関係作りをしていきたいと思っています。 保険制度施行後、施設に求められているものが明らかになってきました。 全老施協がプロジェクトとして立ち上げた事項そのものでありますが、当施設でもそれを指針として目標にしたいと考えるところです。以下、施設としてどのように対応していくか述べたいと思います。 集団的・流れ作業的なケアから個別・グループケアヘの脱却、転換を図るためにまずハード面で居室の整備を進めます。今年度は全体を2グループにして、さらに小グループ化をすすめ、よりきめの細かいケアサービスの提供を目指します。 同時にリハビリ(PT)を週2回配置し、専任の機能訓練員を配置し、利用者(特養・デイサービス)の機能維持、改善に取り組みます。 リハビリ導入の効果に大いに期待が高まっています。 オムツはずしアンダー30パーセント:生きる意欲を取り戻すために取り組みを強めていきたい。胃漏者が30パーセント近く居り、数値的には不可能であるが、一人でも多くの方にぜひ実現させたい。

  痴呆ケアヘの取り組みについて、どの施設、ご家族にとっても最大の課題と思う。 どのようなケアがその方にとって最善なのか、千差万別。個の尊厳を保つには…どう寄り添っていけばよいのか知恵を絞るが、そのためにも改めて「痴呆」の専門的な見地からの診断が不可欠と考えている。全老施協のプロジェクト成果に期待するところです。 ターミナルケアについては現在もご家族の希望に沿って受け入れさせていただいていますが、今後も引き続きご本人が終の棲家として満足のいくように、残された人生を自分らしく生きられるように…非常に重い仕事ではあるが、ご家族のご協力を得ながら、また医師との連携を深め苦痛の軽減をはかり、看取りのケアにつとめていきたいと思います。

  以上簡単ですが、個別・グループケア、痴呆ケア、ターミナルケアについての取り組み方を述べさせていただきます。




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