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【No,8】
施設名: ケアハウス ウェルハウス御所野
職名: 施設長 氏名: 金子 俊博
初めての成年後見制度


 皆さんは成年後見制度に関わったことがありますか? 言葉だけは知っていましたが、制度の内容についてはさっぱり解らん。私と同じでそんな人が意外と多いのでは。 幸か不幸か、初めて成年後見制度に関わりました。今までの身元引受人が高齢のため引受人を辞退されたが、他には身内がいなく今後の引受人をどうするか。また将来ADLが低下したり痴呆が進み、財産管理ができないだろうことが始まりでした。制度については今もってよくわかっていない。が、一部を紹介します。
 制度には3つの類型があり、補助・補佐・後見に区分される。また後見は成年後見と任意後見に区別される。いずれも判断能力が衰えた場合に備えるもので、成年後見の場合は後見人を裁判所が決定し、任意後見の場合は本人と個人(または法人)との契約によるものとのこと。

  まずは司法(行政)書士へ相談。私の場合はたまたま知り合った行政書士に相談しました。このときはどういった制度や機関があるのか相談し、本人は席に入っていなかったので相談料は無料にしてもらいましたが、本来は1時間4000円+実費が相場だそうです。手続きが終了するまで半年以上かかり、本人とも数回に渡って面接をしているので結構お金がかかります。その他にも申立諸費用が数万円かかります。手続きそのものは、すべて行政書士がやってくれました。

  成年後見の場合、一般的には家族を含む第三者が申立をするのだそうですが、そんなことは知らず今回の場合本人名で申立をしてもらいました。 申立が裁判所に受理されると、「事件番号 平成○○年(家)第○○号」と書かれた書面で申立が受理された旨通知されます。数日後、家庭裁判所調査官という職名の人が本人に面接して申立が適当なものか判断が下されます。 今回の場合成年後見は不適当と判断されました。といいますのは、成年後見の場合は既に判断力がない人を保護する制度なので、本人からの申立はできないはずとのこと。冷静に考えるとあまりにも当たり前のこと。 よって今回は任意後見とすることになりました。そして任意後見人には月2万円位を支払うのが一般的とのことです。ほんのさわりだけでした。




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