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【No,4】
施設名: 特別養護老人ホームシルバードームいきいきの郷
職名: 施設長 氏名: 遠藤 登
地域福祉のあるべき姿は


 私たちの「いきいきの郷」は平成4年に公設・公営の施設として開設し、地域から親しまれ信頼される介護サービス施設として、その役割を担ってまいりました。 当町も急速な高齢化社会を迎えつつあり、高齢化率が30%に達し利用者が安心して、楽しく穏やかに生き甲斐をもって日常生活が送れるような介護サービスの提供を目指して日々頑張っているところです。しかしながら、急激な社会変化の流れのなかで平成12年度から制度が大きく方向転換し、それに合わせた施設の運営が強く求められてきております。
介護サービス事業は、以前の措置制度のときは福祉の色彩が強かったように感じましたが、介護保険制度に移行してからは質の高いサービスを提供しながら、施設の経営面でもより一層の努力が必要になってまいりました。 私たちの施設の介護サービス事業は特別会計を設けておこなっていますが、毎年一般会計からの繰入金によって収支の均衡を保っているのが現状です。 最近の地方自治体の財政状況は誠に厳しいものがあり、今まさに、国と地方の税財政を見直す「三位一体の改革」が進められるなか、町の財政は危機的状況になっています。このような状況の中でも、地域住民の命と暮らしを守り福祉の向上に努めていかなければなりません。

  今後の町村合併問題や国の行財政改革の動向にもよりますが、この先いつまで介護サービス事業に対し、町からの繰入が可能かは全く不透明な状況です。施設の運営方針は町の福祉政策によって決まることになりますが、政策決定にあたっては財政面からの検討が今後更に大事になってくるものと予想されます。「福祉の先進地」として全国的に知られる鷹巣町でも福祉政策をめぐっては大混乱がつづいているようですが、本来、介護・福祉の水準は全国一律でなければならないものと思っています。

  ひっ迫する町財政のなかで、福祉サービスの水準を維持しながら将来にわたって必要な財源を安定的に確保し、効率的な事業運営を行っていくにはどうしたらいいのか、妙案はなかなか浮かんでこないし頭の痛い問題です。




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