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【No,11】
施設名: 養護老人ホーム映月荘
職名: 施設長 氏名: 萱森 真雄
養護老人ホームの将来


 介護保険見直しが進む中、突如として国が主導の老健局長私的研究会「養護老人ホーム及び軽費老人ホームの将来像に関する研究会」が今年の3月に発足した。 我々が今まで議論してきた措置制度の是非、生活支援施設としての有り方などと、視点を異としている事を、まず注意しておくことが必要である。それは介護保険見直し作業とタイムスケジュールが一致している点である。 換言すると、介護保険法から見た養護の将来であり、軽費の将来像を模索し、介護保険を導入しようとしている事である。
 我々が今まで意見集約してきた「措置」から「契約」への移行と言う点では、そんなにかけ離れるものでは無く、介護保険の導入はむしろ歓迎する面もある。 しかし、今まで養護が担ってきたセーフティネット論や、研究会の意見の中には国が養護の整備を抑えてきたのに、定員の横ばいを理由に養護、軽費の不要論等が気になる。 現在でも、在宅で自立した生活の出来ないお年寄りや飲酒の過ぎる人、精神病寛解者、かつ低所得者で社会的ケアを必要とする人々が相当数おられるし、また養護が担っていることを忘れてはいけない。 憲法で保障する生活権を、三位一体の税源移譲でもって、国の責任を地方へ転嫁しようとするのであれば反対である。

  前述の、養護固有のセーフティネットを堅持した上での議論を見守りたい。 5月中旬には中間発表、7月初旬には成案と、それにしては時間が無い。養護の代表西井委員、軽費の代表一乗委員に頑張ってもらいたいし、我々も意見をドンドン言わなければならない。

  明日の養護、軽費のため、いや明日の我々の為に!




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