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【No,14】
施設名:
軽費老人ホーム 大野台エコーハイツ
職名:
栄養士主任
氏名:
成田 玲子
利用者の食事から
大野台エコーハイツは、自分自身の身の廻りができ、老後を楽しく健康に生活ができるようにと、秋田県で最初に造られた軽費老人ホーム(A型)の施設である。社会福祉の動向が厳しい昨今、利用者が施設を選択する時代になってきているので、食事の提供方法も「食べるだけ、与えるだけの食事」から「美味しい、楽しい食事」へニーズに応えていかなければならない。
そのためには、
(1)新鮮材料の購入
(2)季節感の必要性
(3)味付けの調理技術
(4)盛り付けの工夫
(5)適温給食
など認識しながら、給食を提供しなければならない。また、味付けについては化学調味料や薬味、香辛料等の使用で、今は日本古来の日本食以外の食事が食卓に飾られ、昔は食べられなかった食事や味付けができるようになった。その他、洋食の野菜や果物等が豊富で盛り付けも工夫しだいで、見た目のきれいなバラエティーにとんだ食事ができるようになった。
しかし、利用者には食事暦があり、主食では餅米を利用した赤飯やすましご飯や餅、副食では刺身や焼き魚、野菜ではホウレン草や南瓜や煮豆など昔から食べていたもの、お浸しや味噌汁、漬物などが好きなようであり、昔ながらの日本食の味を忘れずに一喜一憂しながら利用者から「おいしかった」と言ってもらえる、たくさんの日本料理にチャレンジした献立に留意していきたい。
また、個人嗜好を重要視した選択メニューは利用者の最大の喜びであり、最も家庭に近い食事の提供方法であるために、野菜の四季感覚をうまく表現しながら、新鮮な魚の購入や食べやすい食材の購入などに留意しながら、食事に変化を与えるために利用者の嗜好を大切にした自己選択の食事を提供しなければならないと思っている。
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