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【No,23】
施設名: 養護老人ホーム寿荘
職名: 施設長 氏名: 加藤 曉
施設の改築にあたり


 養護老人ホーム寿荘は、平成13年10月に本荘市石脇地内から同市出戸町字水林地内に改築されました。旧施設は老朽化が著しく、また8畳間に4人という大部屋解消等を目的として改築されましたので、改築にあたり趣旨を列記いたします。
○プライバシーの保護を十分考慮する。
 近年老人福祉のプライバシーが、施設建設において問題となっている。従来の施設は安全性を重視するあまり、入居者を監視する内容が強すぎた傾向にあったと思われます。本来の機能である生活するということを大切に考え、施設を住宅としてとらえ個々のプライバシーを最大限保護することを優先しました。
○ユニットケアを重視する。
 入所施設はケアスタッフと入居者の関わり方が大切である。互いに良い人間環境が築かれていると、入居者も落ち着いた生活が送れることになる。ユニットケアは入所施設全体を分割化し、スタッフが担当ユニットをケアする方式で人間関係を構築していく。これを最大限支援する設計がユニットケアプランである。1ユニット10人程度の個室・談話室・トイレをもちユニットは一軒の住宅と考える。普段の生活はユニット内で完結する。当施設は、県内初のユニットプラン施設として計画されました。

 ○入居者の高齢化への対応を考慮する。
 養護老人ホームは、特別養護老人ホームと異なり、ある程度自立できる人々が入所している。しかし、最初は元気でも年齢を重ねるうちに身体的に自立できにくい人も出てくるのが現状である。また、老人福祉施設の法的制度内容も年々変化してきており、これからの制度、内容に対応するため、特養と同様な運営ができるよう設計上の配慮がなされております。

  これらの趣旨をもとに全体の計画を行い、入居部分には自分の存在が消えてしまうような大きな空間を造らないようにし、また、ユニットとユニット以外の仕上げを変え、パブリックとプライベートのゾーン分けを行い、入居者が住み良い住宅を目指し、建設されました。




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