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研修案内
【No,34】
施設名:
山内村特別養護老人ホーム鶴寿苑
職名:
生活相談員
氏名:
小林 陽子
利用者本位のサービスとは
今の福祉・こらからの福祉を考えるとき、福祉サービスの根底にあるものは、一つ一つ頑張ってきた福祉の歴史そのものであり、その延長線上に介護保険があると思います。
利用者の意見や希望を尊重した利用者中心のサービス提供をするとき、一人ひとりをどう受け止め、どう個別化を図っていくのかが問われることですが、相手に関心を持ち上手にコミュニケーションをとることだと思います。
当施設においても、これまでの介護のあり方は、生命の維持・命を支えるという狭い意味で捉えられていたように思いますが、日常生活・社会生活をどう維持していくかということにまで介護の定義が広がりつつあり、私たちに求められていること、と思うのです
利用者を理解するうえで、一面のみで判断するのではなく、家族を含めた利用者の背景をも理解しての関わりでないと生活の全体性は見えてこない。個人という視点に変わってきたからこそ、その周囲を取り巻く家族に対する配慮も必要になってきています。
利用者自身が自己決定できるために、その存在を認め、そこから出発できるためのノーマライゼーションの思想のもとにサービスが展開されなければならない。
個別化・一人ひとりの生活を大事にしていく事とは、まさに、人権を守るということであり、私たちが日常の中でする行為なのです。
ある研修会に参加したときのことですが、管理職の立場にある方なのか「施設は何をするところですか。利用者の権利を守り、利用者の望む生活に結びつける所。昔のようにお世話だけしていればよいのではない。施設の仕事は完全に変わっているのだ。」と声を大にして話されていたことが大変印象的でした。
当施設でも、サービス向上のため、利用者の視点に立った業務の見直し・職員の意識改革、利用者・家族からの声をヒントに利用者の要求・希望の把握に努めています。
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