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【No，45】
施設名：
デイサービスセンターコスモス
職名：
所 長
氏名：
高橋 直樹
痴呆性高齢者へのケアのあり方
平成12年４月に開設したデイサービスセンターコスモス（定員35人）は、湯沢市の南部にあり、菅江真澄も登った権現山（777ｍ）の麓に田園や果樹園の風景が広がる須川地区にあります。コスモスの名称は施設の前にある須川中学校の生徒会がつけたもので、地域のコスモスロードに、秋には花が咲き誇ります。
地域に密着した施設として多くの人達に支えられ利用者も増え続けていますが、次第に痴呆の方も多くなり、毎日の職員会議や、月１回の施設内研修でもケアの仕方について課題として取り上げることが多くなっております。
主な痴呆の方達の症状としては、今食べたご飯を忘れる方、午後になると家に帰りたがり、何回でも玄関に向かう徘徊または帰宅願望の方、ひっきりなしに大声で叫ぶ方、便器に手を突っ込む方など退行現象の方がおり､身体が丈夫なほど行動範囲が広く目が離せないといった状況があります。また、アルツハイマー型痴呆と脳血管性型痴呆の混合型とみられる、とりとめのない話しのなかでも時折はっきりした理解力を示すといった、まだら痴呆の方が多いといった特徴があります。
職員会議では、ケアは、マンツーマンでは限りがありますので、具体的に行動パターンについて話し合い、まず個々の行動を予測しながらも、表面に現れた状態に冷静に対応し、全体を把握することが話し合われてきました。しかしながら、最近では痴呆の方々の仕草や言葉の端々の、痴呆利用者の背景に見え隠れするものが、ケアの重要なヒントになるのではないか、といった話し合いがなされており、なんとかして心の深いところにあるものを掴み、理解したい、そんな気持ちで全員頑張っているこのごろです。
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秋田県老人福祉施設協議会
〒010-0922 秋田市旭北栄町1-5 秋田県社会福祉会館内
TEL 018-864-2715 FAX 018-864-2877
平成12年４月に開設したデイサービスセンターコスモス（定員35人）は、湯沢市の南部にあり、菅江真澄も登った権現山（777ｍ）の麓に田園や果樹園の風景が広がる須川地区にあります。コスモスの名称は施設の前にある須川中学校の生徒会がつけたもので、地域のコスモスロードに、秋には花が咲き誇ります。
