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【No,48】
施設名:
デイサービスセンター千世里
職名:
事務長
氏名:
鈴木 和枝
「通所介護計画書」の提出・説明を通して感じたこと
当センターは、定員10名(7/1現在登録者数15名、一日利用者数7〜9名)で、直接介護に当たる職員は、看護師1名・介護士1名・介護員2名の計4名である。小規規模ではあるが、保育園との合築施設であることを活かし、家庭的な雰囲気の中で、また、地域に密着した環境のもと、利用者一人ひとりが大切にされ、心豊かに過ごせるようにと願い日々奮闘しているところである。
さて、通所介護計画書についてであるが、16年度から、それまでのただの提出から、更に説明・同意を得るために、6月に家庭訪問を実施。事前に都合の良い日時を指定してもらい、作成者と事務長の二人ずつで説明に回った。結果は概ね「満足している」「感謝している」であったが、家族の生の声を聞く中で強く感じたことを幾つか挙げてみたい。
一つ目、サービスを利用することに対して予想以上に関心が高かったこと。特に“痴呆”の症状がある利用者の場合、センターの中ではどう見られているのか、扱われているのか、とても気にしているのである。当センターでは、“痴呆”という言葉を使わずに表現しているが、家族の思いや利用者本人の尊厳を思えば、これからもそのような言葉は使ってはいけないのだと改めて思った。
二つ目、私達はできるだけ個別の課題を見出して対応しているつもりでいるが、まだまだ不十分であること。小さな要望をしっかりと受け止め、課題の読み取りに努めたい。
三つ目、利用者の中には老夫婦世帯や独居世帯もあり、主治医やケアマネジャーとの連携は必要不可欠であり、今後更にそれを強化していくことが重要である。
四つ目、今回の家庭訪問を職員が「やって良かった」と捉えていること。サービスとは単に、物や技術の提供ではなく、心のつながりを深め安心の場を与えることであり、ケース会議等を充実させ、今後一層のサービスの向上に努めたいと思うものである。
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