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【No,56】
施設名: 特定施設入所者生活介護・ケアハウス ビハーラ横手
職名: 介護支援専門員 氏名: 鎌田 節子
一年を振り返って


 横手市の郊外、緑豊かな田園の中に「特別養護老人ホームビハーラ横手」は、ビハーラ(Vihara)とは、サンスクリット語で「心身の安らぎ」「休息の場所」を原意とします。誰もが抱える「生、老、病、死」の苦悩の中で、この横手の地を安らぎの場所として過ごしていただきたい願いをこめて、平成15年4月オープン致しました。
 特定施設入所者生活介護・ケアハウスビハーラ横手は同じ建物の3階にあります。定員30名(居室30室)、生活相談員以下13名の職員が従事しています。南と東に面した広い食堂からは、朝陽が奥羽の山脈から昇っていく様子や、夕は、鳥海山や西の空一面が大きな夕日に染まる光景が眺められます。
 朝陽が十分に食堂に満ちる頃、入居者は、一定の時間帯の好きな時間に、好きな友人と食堂に出かけてきます。おしゃべりを楽しみながらの朝食で、一日が始まります。
 1年が経過した今、配膳ひとつを例にしましても、職員は手際よくその方のお膳にお茶、熱いおしぼり、食後薬が詰められた容器、服薬時の水が用意されたコップを整え、スムーズに、しかもゆっくりした物腰で、笑顔と朝の挨拶を添えて、テーブルに届けられるようになりました。 

  平均年齢を85歳とする元気な入居者の皆さんですが、なかには、重い病気を抱えていた為や、突然の発作のため、急変された方が1年間の間に、3名居りました。最初は、緊急時の対応について演習や知識では理解していた職員が多かったのですが、現実にこうした場面に臨み、定期的に救急対応の研修を実施していることで、冷静に、適切に対応が出来るように成長してきたように思います。

  この度、政府は骨太方針2004の中で介護保険の見直しの課題を指摘しました。
 介護保険の主旨は、利用者本位であるはず。
 住み慣れた大切な自宅から、「終身介護つきの自室」として安心の元にケアハウスに居を移された入居者の皆さんです。介護保険が真に利用者本位の制度になって欲しいとニュースの動きが気になる昨今です。
 ケアハウス職員は、更に入居者の心と身に寄り添ったケアサービスが提供できるように、1.入居者のニーズからの学び
2.日々の仕事からの学び
3.文献、研修会での学びを通して自己研鑽に勤めていきたいと思っております。

写真「ビハ−ラ菜園」
  「ケアハウスから鳥海山を眺める」




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