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【No,78】
施設名: 養護老人ホーム和光園
職名: 施設長 氏名: 斎藤 道昭
和光園の取り組み(在宅交流会の紹介)


 当施設では、12年程前から「在宅交流会」と称して、鹿角地区の在宅の一人暮らし高齢者との交流会を年8回開催しています。この事業は当初「ふれあいの町づくり事業」の一環として社協の委託事業として始められましたが、その後施設の単独事業として、地元社協の協力を得ながら実施しています。
 この事業、鹿角市・小坂町の各地区の単身者15名ずつを施設に招待し、4月:観桜会、5月:日帰り湯治、6月:運動会、11月:たんぽ会、12月:クリスマス会、1月:初笑い大会、2月:雪祭り昼食会、そして3月にはゲーム大会などの行事を催しています。その日は該当地区の施設利用者と在宅一人暮らし高齢者との旧交を温めたり、情報交換をするなど懇親の場となっています。また、職員も一緒に入って話しを伺うことから、在宅で暮らす苦労や大変さを感じさせられます。
 特に冬期における買い物や通院、あるいは除雪の困難さを身近に聞くことになります。また、一人暮らしの気楽さを語ってくれる人もいる一方で、精神的な支えの必要性や、趣味的活動がなくこのまま終末期を迎えることに対しての一抹の不安を訴える方もいます。このような場合、当施設で行っている地域交流も視野に入れたクラブ活動の内容をいくつか紹介し説明するのですが、施設までの交通の便などを考えると、なかなか実現には結びつけられないのが現状です。

  「養護版のデイケア」体勢の必要性を感じています。また、この日は昼食にいただくご馳走作りに専念します。予めエプロン持参の案内を出していますので、園到着後早速食事作りにとりかかります。特に、11月の「たんぽ作り」の時には大賑わいで、ご飯の固さの評価やたんぽの太さ長さを廻っての品評会が始まります。昔とった杵柄で、一人暮らしでは味わえない雰囲気を感じる一時です。

  この在宅交流会は、施設利用者と在宅一人暮らしの方との懇親の場として始められましたが、実際に施設に足を運んでいただき、直に施設の雰囲気に触れることから施設理解に繋がっているように思います。
 この日一日職員は緊張しますが、今後も継続して行きたいと思っています。




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