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【No,81】
施設名: 横手市デイサービスセンター康寿館
職名: 主任生活相談員 氏名: 大倉 由紀子
秋田県総合防災訓練に参加して


 9月1日に横手市を会場に、震度6の大規模な地震災害がおきたと想定して、県総合防災訓練が多くの市民参加のもと大規模に行われました。市内各所での訓練のため、主要道路の一時通行止めもあり、当日の送迎にはあらかじめコースの変更が必要でした。
 我が康寿館も、老人施設を代表してということで避難訓練に参加しています。参加者は当日来館している利用者全員を対象に行いましたが、どうしても動かせない人は、職員を館内に残して見守ることとして、参加職員7名、利用者18名、ボランティア11名。
 訓練は、ちょうど午前のレクリエーションの時間と重なりましたので、利用者の方にとっての負担は少なかったと思います。
 訓練開始の合図とともに、それぞれ介助誘導して隣の建物の圏民体育館内まで移動・待機します。ここで難関・康寿館は圏民体育館のすぐ隣にあるとはいえ、裏口に当たる方向にあるため、急な階段(奥行き1間・高さ1m50・上がり桓・16cm・手すり無し)8段を上らなくてはなりません。正面玄関はバリアフリーでゆるい坂道や段差がない構造となっていますが、裏口は盲点でした。公的施設の場合、通常使用できるところならばバリアーを取り払ってもらいたいものです。敬老会もこの体育館で行われますし、いろいろなイベントがあって見せたいなと思っても、この段差が障害になって参加できない面もあります。避難訓練から見えた社会の問題点でした。

  ともかく、自力で移動できる方は少ないため、殆どが介助を必要とし、車椅子の方・担架移動など通常の職員だけでは問題があり、日ごろ介助に来ているボランティアさん達の力を借りて無事に終了することが出来ました。

  毎年1回、利用者と一緒に防火訓練を行っていますが、その時とは違った緊張とバリアーに包まれました。今回の訓練で感じたのは、いざという時の初期活動の大切さと、常に何かあった時に駆けつけてくれるボランティアさんの必要性と、地域社会へのアピールの大切さを感じた次第です。




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