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【No，85】
施設名：
特別養護老人ホーム サングリーンゆざわ
職名：
施設長
氏名：
高橋 永吉
「普通」って何だろう？
私たちは日常生活の中で「普通」という言葉をよく耳にするし、よく使いもします。
「普通に考えればわかるだろう」とか「普通はそんなことをしない」などのように。
でも、ある時ふと思うことがあります。
「普通って何だろう」と。
昨年来、老人福祉の現場に係り合うようになってからは度々の感です。
「普通」という字を辞書でみると「一般的には」などに訳されていますが、「普通」という一つの考えで統一してしまうのはおかしいのではないかと。
施設利用者といえども場所も時間も別々に生まれ、違う環境でそれぞれの道を歩んできた、ある意味での人生の達人です。
当然、考え方、物の見方、感じ方はそれぞれ人によって違うはずであり、それに「普通」といっても個人のイメージにすぎないものだと思います。相手の考え方、見方などを否定し、自分の考え方を相手に押し付けよう、あるいは型や枠にはめようとする考えを見直すべきではないでしょうか。
もちろん、周りと同じことをしているのが楽だし、必要な場合もあるでしょう。
でも、いつも「普通」でいる必要はないと思います。
「普通」の考えを捨てた時、自由な心が、あるいは新たな発見、対応が見えてくるものと私は思います。（ただし、何事につけても基礎をしっかりと自分のものとした上でのことだが）
「普通は」と考えていたことを、「自分は」と言えるようになりたいものです。
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秋田県老人福祉施設協議会
〒010-0922 秋田市旭北栄町1-5 秋田県社会福祉会館内
TEL 018-864-2715 FAX 018-864-2877
私たちは日常生活の中で「普通」という言葉をよく耳にするし、よく使いもします。
