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【No,96】
施設名: 特別養護老人ホーム新成園
職名: 生活相談員 氏名: 山谷 徹
実習への臨みと望み


 先に「施設と実習」ということで一論を述べられた方がいましたが、確かに施設にとって各種実習はかなりの労力を摂られるイベントと言っても過言ではないと思います。
 巷では、民間のデイサービスセンターやグループホームなど数々の介護保険サービス施設が増え、そのスタッフの募集も大いに行われております。しかし、有資格者と無資格者では有資格者が採用の優先となり、再就職の困難な時代、新卒採用の厳しい時代において、多くの人が安易に福祉職を目指し、そのための資格取得に奔走している現状です。福祉の現場で必要とされる人間となれるかどうかはその人の努力次第とは思いますが、自分が福祉の現場でやりたいこと、福祉に対する強い意志を持たれているかどうかによって実習に対する姿勢も随分違いがあるようです。

  理想と現実の差に個人の思いが隠れてしまうこともあるかもしれません。それぞれが人生の選択において後悔することのないよう、実習の場が活かされれば、そこに費やす労力も報われるというものです。決して、対価目的のために受け入れている実習ではないのですから。

  当施設では実習依頼元と話し合いの結果、実習対象者を限定させていただくことにしました。純粋に福祉職に就くための方のものとして、それ以外の方は遠慮することにしたのです。ただ時間を過ごせばいい、資格の名前さえ手に入れられればいいと臨まれる方もいましたし、折角実習にきたのに、実習のための準備が不十分な方や、実習態度が悪くて早々に帰っていただいた方もありました。実習を必要とする方が、その実習の真の目的を理解した上で来られているかどうかが問われる状況で、その指導行為を施設側に任されるのではなく、施設に来られる前に実習依頼元において指導がなされているべきなのではないかと考えるのは私だけでしょうか。




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