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【No,107】
施設名: 特別養護老人ホーム高清水寿光園
職名: 生活相談員 氏名: 中津川 義太良
新人研修について


 介護施設における人材育成について、日頃考えていることや、実践方法等を申し上げたいと思います。
 学校や家庭等から社会に出て、施設に勤務する若い職員を企業人・職業人として育て上げるには、相当の苦労が伴います。
 中でも、均一的・画一的なサービスを提供したり、一つのケースに深く関わり合わなければならない場合は、対象となるのが人間ですから、単に介護作業をするという感覚の前に、基本的に人を好きでなければなりません。どうしても好きになれない場合でも、生活の糧を得る方法であり手段と割り切ることも必要と考えますが、基本的には長続きしないようです。
 これからの介護の現場は、利用者の意思と利用者家族の声が、現場を変える時代となりますので、より一層、質の高い介護員づくりが急務となっております。
 当施設は、介護保険制度になってから、正職員より嘱託職員が増員傾向となり、経験や技術が未熟で、介護という本質を見失わないように教育指導を強化することに力点をおいています。
 新規採用の2ヶ月間を新任職員の研修期間と定め、先輩職員をリーダーとして、ケアの実践や介護作業、日常業務対応の一つひとつを身につけていただくなど、知識や技術、作業の基本の習得に努め、その後、1ヶ月間を夜勤業務の実践研修期間として、夜勤の基本を指導、3ヶ月後から正式勤務となりますが、中でも研修期間中に周囲との協調性や、積極性の促進と介護職の目標達成への粘り強さなども学ぶことが出来るシステムをとっております。

  また本年度から、全職員に「職務等に関する自己評価」を実施、この評価による職員一人ひとりの意識や考え方、悩みや満足度などの把握を行い、今後の職員研修や育成に生かしたいと思っております。
 さらに、早い機会に新人職員を施設外の各種研修に派遣し、経験の積み上げ、新たな知識等の習得を図り、より高い介護職員の育成を図っております。

  最後に、近い将来には、東南アジアから介護現場へ労働力として、相当数の流入が予想されており、こんな時代だからこそ、一日も早く質の高い職員を育成・確保することが、高品質のサービスを提供可能にする条件と考えています。




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