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【No,113】
施設名: 特別養護老人ホーム東恵園
職名: 施設長補佐 氏名: 斉藤 正子
「介護保険制度前と、そして今」


 介護保険制度がスタートして5年が経とうとしております。5年目に入り見直しの時期となり、施設利用者にとっても負担増の話しが出て、生活しにくい状況になってきました。
 毎日の業務に追われてきた中で、ふと思う事は「何かが違う」。介護保険制度前の方がもっと色々な取り組みをし、中央の方で「寝食分離」と課題が出されれば、まずは「寝る所と食べる所は別にしよう」と目標を立て、全利用者を三食の食事時に離床に取り組み、また、「脱オムツ」と課題が出たと聞けば、まずオムツ使用者を対象に排泄感覚と間隔をつかむ為に昼夜を問わずに観察し、時には利用者に怒られながらも取り組み、50名定員でオムツ使用者が20数名おりましたが、半年位で6名程にオムツはずしが出来ました。更には便秘対策にも取り組み、成功した時の介護職員の喜びと達成感は、チームワークで取り組めば何でも出来ることの思いが強く、次の目標も出来たものです。

  介護保険制度開始時より個別のケアプランに添って援助しておりますが、なぜか、ゆとりのない介護になってきており、制度開始前にはもっとゆとりがあったような気がします。たとえば、利用者と話し合いながら、今度は何を作って生活感謝祭の展示コーナーに作品をだそうか等、利用者と一緒に作品作りに取り組み、利用者と担当職員の信頼関係が出来ているという自負がありました。

  利用者が重度化したから、制度がそうなのだからとか、時代がそうなのだから今更何を言っているのかと言われそうですが、人と人のつながりをもっと大切に「ここで生活が出来た事が幸せだった」と思って頂けるような援助をしたいと、常日頃から感じております。目まぐるしく変化する時代の中で、「これで良いのか」と疑問を持ち続けながら関わって行きたいと思っております。




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