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【No,114】
施設名: 特別養護老人ホーム東光苑
職名: 生活相談員 氏名: 畠山 孝
ショートステイ増設時に思う


 12月9日、併設のショートステイ増設棟完成のセレモニーが行われた(写真)。今までわずか12名の定員であったのが8名分増床になった。このままでは短期利用希望者に対して、十分な利用を提供できないという現状を改善するためである。当日は町、職員、利用者代表、施工主による、テープカットが行われた。これでとりあえずは十分な短期利用を提供できるかなと思いつつ、いろいろ考えてみた。
 来年3月には新市になるものの、現在の我が町の高齢化率は30%をはるかに超えており、県内ベスト3に入っている。高齢世帯も増え続け、在宅へという方向性とは裏腹に施設指向は依然として続いている。論議されているホテルコスト分の請求により変化が出てくるものなのであろうか。短期あるいは本入所になり、そこで待ちかまえている生活にどれだけの多様性を持たせることができるのか。環境としての職員がどれだけの個々のワールドを創造していけるのか、人が好きなだけでは続かない専門性をもった介護という仕事を、続けていけるモチベーションの維持などなど。建物は年月の経過とともに古くなりまた新しくなるという繰り返し。やっぱり、処遇か。

  人材育成は進んでいるかと問われればうーん。これからは介護の正職員の採用は見込めず、条件的には厳しくなるな一。この仕事とて年数だけでは何の目安にもならない。心は新鮮、技術は熟練といきたいもののなかなか。職場移動に伴うマンネリ解消もままならず、頭の痛いところである。とりあえず面接を行い、自己覚知からのスタート。どうすればよい処遇が提供できるかと同様、どうすればよい職場環境を醸成していけるか、そういう点では利用者も職員も同じ。この施設に入所できてよかった。この職場で働けてよかった。この仕事を続けてよかった。お世辞ではなく、そういう声を聞きたいものである。

 




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