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【No，125】
施設名：
特別養護老人ホーム平寿苑
職名：
生活相談員
氏名：
佐藤 宏樹
グループケアの取り組み
当苑では平成14年６月より施設全館においてグループケアを展開しています。１グループ12〜15人で編成され、5グループ（SSグループを含む）に分かれ、それぞれで生活を営んでいただいております。
元々旧タイプの施設なため、ハード面では苦慮しました。例えば、大ホールに間仕切りを設置し、グループごとの生活空間を作る、サービスステーションを縮小し、その分を利用者の方々の生活スペースとして活用、更にはだだっ広い廊下に家庭用照明を設置し、リビングとして活用する等、今ある状況の中で利用者の方々にとって生活しやすい環境を整備しました。
さて、グループケアに取り組んで1年半が経過しましたが、開所（平成12年4月）からグループケアに取り組むまでの2年間は正直施設での主役は職員でした。多忙な業務が中心で「ゆとり」のない日々が続いていました。今にして思うと利用者の生活を蔑ろにしてきた感も否めません。しかし今はこれまでとは明らかに違う意識下で利用者と向き合っている職員の姿があります。利用者の方々と生活を共にすることで、喜怒哀楽を共有し、より身近に個々を感じ、できる限り当たり前の生活を営んでいただきたい、その中から楽しみや喜びを感じてもらい一日一日を大事にしていきたいという「業務主体」から「利用者（の生活）主体」、「集団ケア」から「個別ケア」へと徐々に意識の変化が生まれてきている様に感じられます。
とはいうものの、今後様々な壁にぶち当たることは容易に想像できます（現状でも課題は山積してますから…）。そんな中でも常に利用者の「生」（生命であり、生活であり、生涯）を尊重したケアを目指し、当たり前の生活を営んでいただける場を提供し続けていきたいと思っています。
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秋田県老人福祉施設協議会
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当苑では平成14年６月より施設全館においてグループケアを展開しています。１グループ12〜15人で編成され、5グループ（SSグループを含む）に分かれ、それぞれで生活を営んでいただいております。
