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【No,133】
施設名: 特別養護老人ホームやすらぎホームけやき
職名: 施設長 氏名: 佐藤与志夫
郷土学を担当して考えさせられたこと


 当施設のすぐ側に、中高一貫校である秋田市立御所野学院高校が平成12年4月の介護保険制度施行と同時に開学されました。その中で、ユニークな授業として表現学と郷土学があります。当施設も学校の近くにある福祉施設として、その一翼を担っています。
 そのことについてお知らせしたいと思います。郷土学は、@環境と人間、A伝統文化と未来都市、B国際社会と秋田、C高齢社会と福祉、D心と健康、の5講座に分かれ、私は『高齢社会と福祉』を担当させてもらい5年目を迎えました。年間15回の講義があり、1回100分授業となっております。講義の内容は社会人講師に任されているものの、生徒の興味にあったカリキュラムづくりに毎度悩まされています。この講座は、秋田を学びの原点として、環境・福祉・食糧などの問題を国際的視野に立って考察し、表現づけられています。郷土学の目標は、「豊かな社会性」「豊かな特性」「豊かな知性」の育成にあります。このような基本的な目標に対して、どのような観点から切り込み、生徒達に伝えられることは何か?と、自分なりの取り組みを紹介し、皆様方からのご助言を得たいと思います。

  私は、郷土学の狙いは単なる知識・技能の習得ではなく、現実社会で自分なりの考え方、生き方を模索することだと考え、教室の中だけの勉強だけでなく、社会の中に自ら出向いて問題を解決していく姿勢を醸成することが基本だと考えます。人は一人では生きていけない、多くの人々との関わり合いの中で生きていく存在である。だとするならば、人生の先達者である高齢者の方々から、ふれあい体験の中で多くのことを学び、自分の中で消化し、伝えていく作業が必要になる。それがとりもなおさず歴史の伝達に繋がることである。だからこそ多くのことを生徒に学んで欲しいと思い、いろいろなテーマを元にして取り組んでいます。特に夏休み施設体験学習は、「自分探し・自分の原点を見つめる機会」だと考え、積極的に進めました。レポートを読ませてもらうと確かではないものの、小さな光は見えます。自己満足なのでしょうか?

 




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