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【No,136】
施設名: 特別養護老人ホーム リンデンバウムいずみ
職名: 生活相談員 氏名: 佐藤 壮
秋田市泉地域とともに…


 リンデンバウムとはドイツ語で菩提樹の意味。シューベルトの歌曲集「冬の旅」の第5曲に「菩提樹」という曲があり、その一節に「泉に沿いて茂る菩提樹」という歌詞があります。菩提樹が泉地域において深く根を張って福祉=幸せを作っていきたいという願いが込められ命名されました。
 その「リンデンバウムいずみ」も開設してから5年目を迎えています。地域の方々に老人ホームという社会資源を知ってもらい、また入所者が地域社会との関わりを持ち続けられるよう様々な行事に参加してきました。元来より秋田市泉地域では福祉活動の活発な地域。毎年6月に泉小学校で行われる「福祉ふれあいまつり」は泉地区社協が主体となって開いてきた古くからのイベントです。また夏に秋操近隣公園で開催される「泉夏祭り」は子供からお年寄りまでみんなが参加する大々的なお祭りです。ともに当施設の入所者が地域へ出る機会として大切な行事となりました。

  一方で、施設としても地域の方々をお招きしたいと。秋には文化祭を開くようになりました。昨年の盛況ぶりをみると徐々に浸透してきたものと思われます。このように現在は行事を通じての交流が中心になっていますが、施設も地域の一員として捉えた時に求められるものは日常的な交流だと考えます。散歩に出かけ、気軽にあいさつを交わし、この地域にある同じ時間を過ごす。そのような日々の積み重ねがいつしか施設と地域の一元化を生み、真の共働・共存を育むものと思っています。

  菩提樹は泉から水分を得られなければ枯れてしまいます。泉地域と共に育ち、やがて立派な花を咲かせ、大きな実をつけ、そしてその喜びを分かち合えるよう、これからも努力していきたいと思います。




秋田県老人福祉施設協議会
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