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【No,141】
施設名: 特別養護老人ホームあかしあの郷
職名: 生活相談員 氏名: 日景 勉
呟き…


 外は一面の銀世界。青い空に白い雪。そんな悠長なもんじゃあございません。施設のあるところに雪が降ったんじゃなく、雪の中に施設があるって感じ。施設を訪れたある人が「わー雪、綺麗ね!私にも雪かきさせて!」なんて言っているのを聞くと「雪国はそんな生易しいものじゃないよ」って心の中で叫びつつ、今日も朝から雪かき。これが雪国で暮らす私たちの宿命なのでありましょうか…。
 ところで、介護に関する資格っていっぱいありますよね。ヘルパーに介護福祉士、介護支援専門員に…。資格って何でしょう?先日、ある人が「介護福祉士の資格をとっても給料がよくなるわけでもないし、何のためにとったんだかわからない。資格をとるのにお金もかかったのに…」と話していた人がいました。この話ってどう思います?本当にこの人は何のために資格をとったんでしょうね。お金の為でしょうか?地位や名誉のためでしょうか?それとも自分の資質向上のためでしょうか?その時、私はその人にこう話しました。「変わったでしょう?あなたが介護福祉士の資格をとったことで守秘義務違反をすると法律で罰せられることになりましたよー。」と…。

  自分で資格をとるのに見返りを期待するのは、いかがなものでしょうか。資格があるということは、「その仕事をそつなくできる」ということです。「試験を受けたら、たまたま受かっちゃったのよー」そんなことは許されません。相手から見るとあなたはプロなのですから。「その資格に対して聞かれたら解らない事はない」それぐらいのプライドをもってほしいものですね。私も1人の有資格者として「資格障害者」にならないよう努力の毎日です。

  このコラムが掲載されるころには雪も解け、春の日差しが暖かくそそいでいることを期待しています。




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