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【No,149】 |
施設名: 特別養護老人ホーム いきいきの郷 |
職名: 施設長 |
氏名: 遠藤 登 |
これからの施設・介護職員のあり方を考える |
わが国の65歳以上の高齢者は2,480万人で総人口の19.5%に達して、人口・比率とも過去最高となり、総人口のほぼ5人に1人を占めるにいたっております。
これは、先進国のなかでも最高水準で、このような高齢化社会の急速な進行に伴い、今後は障害高齢者の介護ニーズは益々高まるものと予想されております。
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こうした状況のなかで、21世紀の社会福祉基礎構造改革の過程では、「個人が人としての尊厳をもって、家庭や地域のなかで、その人らしい自立した生活が送れるように支える」という社会福祉の理念が掲げられています。
これらの実現のために今後介護員に求められるものは、感性が豊かで幅広い教養を身につけ、人の心を共感的に理解し介護を必要とする人との信頼関係を築くことができること。
さらには、要介護者や家族の状況を洞察し、介護計画を立案・実践しながらその結果を客観的に評価、修正すること。また、介護を必要とする人の人権を最大限尊重し、自立支援の観点から介護を展開すること。保健、医療、福祉関係者との連携し、介護サービスを総合的に提供することなどが求められています。
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私は、介護施設の現場で働いている職員には特に次の2点について気をつけるようにお願いしています。
第1は、利用者や家族から信頼されるため、何事にも誠意もってあたり利用者本位のサービスに徹すること。
第2は、介護の現場では様々な情報が簡単に入手できることから、適切な情報管理と守秘義務の徹底を図ってほしいという点です。
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また、私たちの施設では開設以来数多くのボランティアを受け入れてきましたが、活動者の価値観や視点を満足させるに十分な受入態勢づくりや支援が出来たかどうか疑問に思っています。
施設が地域に根ざして「共に生きる」ためには、地域住民やボランティアに対して数多くの情報発信や学習の機会を提供し、活動参加への「きっかけ」づくりや「場」づくりに、もっと努力しなければいけないのではないかと感じています。
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