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【No,153】 |
施設名: 特別養護老人ホーム 海松園 |
職名: 介護員 |
氏名: 南波 潤 |
広報「ふれあい」NO.17から抜粋 |
貝原益軒の「養生訓」から
養生訓は文字通り養生の書である。自らの経験を通じ、身体のみならず心の養生も説している。2,3記してみる。
@ 心気を養う事が養生方法の第1歩であり、心穏やかに怒りを抑制し、心配を力なく気を痛めない事が大切である。
A 食事は本来身体を養うもので、満腹せず腹八分と多食を慎む事。
と書いてある。
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しかし、現代人には都合よく「別腹」という言葉があることを益軒が知ったら、目を白黒させるであろう。
益軒は(1630〜1714)福岡城下に生まれ、医学・本草額・儒学・地理学・歴史学と広い学識を身につけた人だと言われています。儒者であり、医者であり、薬学者でもありました。
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本人自身は病弱な体質であったようですが、人生も80代になってから「養生訓」をはじめ、旺盛な仕事を後世に残しています。 益軒は、幸福は人生の後半にあるのだから、養生に勉めて老いを楽しまなければならない・・・と言っています。
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「身を動かし気を巡らす。心は楽しむべし、苦しむべからず。身は労すべし、休めすぎべからず。」とする教えは決して古くはない、現代にも通用する養生だと思います。
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