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【No,173】 |
施設名: 男鹿市中央デイサービスセンター |
職名: 生活相談員 |
氏名: 阿部 真 |
高齢者の歯科検診を実施 |
【動機】
センター開設後5年目に入り、大過なく過ごせてきたことに感謝するばかりですが、一昨年より「入れ歯」の紛失や置き忘れ、破損の報告が多くなりました。さらにその当事者と周囲の利用者との間で何らかの軋轢が生じているらしいとの報告もありました。
これらのことから、センター内での人間関係と健康を保つことを目的に「入れ歯」と口腔内の衛生管理について追求することになりました。
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【状況】
@「入れ歯」を紛失したり置き忘れる利用
者は、常時「入れ歯」をはめていなかっ
たり、時折はずしたりする動作が見られ
る。
A当該利用者は興奮して話などする際や笑
ったりした時にしばしば「入れ歯」が飛
び出すことがある。
B時に言い訳として「入れ歯が歯茎に合わ
ない」「入れ歯を作った時から合わなか
った」等と入れ歯に対する苛立ちを感じ
ている。
Cまもなく認知症が見られる場合があり、
口臭や口腔内の汚染が確認された。
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【対策】
@昼食後にお茶やお湯、うがいを勧め、口
腔内の残留物を除去するようにした。
A家族に連絡をして、「入れ歯」の調整の
為、歯科医の受診を勧めた。
B家族や本人から「お口の悩み」を打ち明
けられるようになったので「口腔ケア」
に対する意識を高める為、本人・家族そ
して職員向けの健康教室を開催し、セン
ター内歯科検診を実施した。
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【実施活動】
利用者・家族向け教室6回、施設職員向け講習会2回。センター内歯科検診は、N訪問歯科協会とF歯科医院の協力を得て年1回実施しており、検診結果は本人と家族、ケアマネージャーに通知した。
【効果状況】
まだ十分な効果は出ているとは思えないですが、「入れ歯」に関するトラブルの報告は激減しました。
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