|
|
 |
【No,180】 |
施設名: 特別養護老人ホーム サン・グリーンゆざわ |
職名: 施設長 |
氏名: 横山 健一 |
「いつも思うこと」 |
医療の進歩の中で、高齢者がいろいろな病から助かる機会が多くなってきました。
しかし一方では助かっても自立できない状態の方々が多くなってきました。そしてそこには家族による介護という新たな営みが生じてきたと思います。
しかし、家族によっては、介護出来ない家庭が出てきたことにより、介護を必要とする人たちのため、家庭に代わって介護をする、いわゆる「施設」が必要になってきたことだと思います。
|
つまり、施設を必要とする人たちのために、必要な介護をするために施設が出来てきたのでしょう。グループホーム、ユニツトケア、いずれの施設もそうした考えが生み出した新しいやり方だと思います。画一的なやり方ではなく、個々のニーズに応えられる施設の造り、または考え方や介護の仕方、実践が大事かと思います。
とかく、職員のペースで考えたり実践したりして、「利用者本位」への気配りがなかったりする。これでは、利用者の納得のいく介護は出来ないでしょう。
|
旧来の多床室であっても、心の行き届いたケアは出来ると思います。お年寄りの声がけに、「今忙しいから後で」と走りながらその場を去ってしまう。こういうことはやめたいものです。立ち止まり、目線をあわせ「今忙しいので、必ず来るからそれまで持っててね」などと話したいものです。
そうした意味では私たちの心がユニツトケアになっていれば行き届いたケアにつながるものと思います。私たちは出来るところからユニツトケアにしていければいいのではないかと思います。
|
ADLの維持・改善は勿論のこと、QOLの向上を目標として利用者に喜んでもらうこと、そしてその家族に喜んでもらうこと、それが私たち福祉施設で働くものの喜びとしてこれからも頑張って参りたいと思います。
|
|
|
 |
|