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【No,193】
施設名:
特別養護老人ホーム すこやか大雄
職名:
調理員
氏名:
宮野 一
食事を通したご入居様への思い
美味しいものってなんだろう? 個々の嗜好はばらばらで、甘口の人、辛口の人、薄味の人、濃い口の人、固い物が好きな人、柔らかい物が好きな人、何でも好き嫌いのない人、ご飯のおかずになるなら何でも好きな人、好きな物を少し食べれば良い人。
美味しいものの基準って何だろう?美味しいとか、まずいとかのボーダーラインなどはなく、個々の持って生まれた味覚や生活習慣で、それぞれの好みは決まると言われている。
一人一人違う嗜好の集まりであるホームでは、食環境の充実と家庭的な食事づくりが最大のポイント。
栄養係では、ご利用者さんの意見を取り入れるように努力し、常に美味しい食事を提供する様に心掛け、その方の笑顔や喜ぶ姿を思い浮かべながら、心のこもった料理を提供している。
すこやかのご入居者さんの朝は早い。ホールにおかれている仏像に手を合わせる方も多く、お水をかえたり、お菓子をお供えしたりして一日のはじまりとして朝食前の習慣になっているようだ。ご入居者さんにお話を伺うと、痛むところが少しでも忘れられるようにお祈りしているとの事。
食事を作る私達も同じ様に話を聞き、その方の立場にたって介護をしている。身体の痛みをとることは出来ないが、心の痛みを少しでも和らげるよう会話を大切にしていきたい。
栄養係のこれからの目標は、その方の思い出に残っている食事、おふくろの味、また、自分が子供に作った食事、家族に提供した食事、得意だった料理等を聞き、少しでも施設を感じないような時間を持って頂ける様に食事作りをしていきたい。
男性は女性を、女性は男性を意識しながらテーブルを囲み、ドキドキする様な恋とまでいかなくとも、ちょっとだけ恥じらいのある食事風景になったら、最高の幸せと私は感じる。
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