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【No,196】 |
施設名: 養護老人ホーム 松寿園 |
職名: 生活相談員 |
氏名: 池田 貴男 |
今後の養護老人ホームについて |
先日、平成18年4月1日から養護老人ホームも介護保険が導入されるという話があり、いよいよ転換期を迎えるのだと現段階でいささか不安を感じています。
現在、当施設は男性12名、女性38名の計50名の利用者が生活しております。介護を要する方が約8割に達し、認知症の方も増加し、重度化・高齢化が進んでおります。
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養護老人ホームも家庭的な雰囲気を残しつつも特養化になってきており、以前は行事やレクリェーションに参加する利用者も多かったが、年々減少傾向にあります。今後はグループ単位の行事や個々のニーズに沿った生活援助が求められるのではないかと思われます。
数年前まではゆとりがあり、一日の時間がゆっくりと流れておりましたが、今はどこかせわしない感じを受けています。
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この先、介護保険制度の導入により、今まで以上に、利用者がより生活しやすいような部屋づくり(全室個室化等)やもっと利用者同士が交流できるような共有スペースなどのハード面や、職員が利用者のそばでよりよいサービスが提供出来るようなスタッフの配置といったソフト面の整備が必要であり、それ以外にも医療面や食事面の見直しなど、改善しなければいけない点はまだたくさんあるように思われます。
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これから具体的な方向性が見えてくると思いますが、利用者に選ばれる施設づくりに努めていかなければならないし、そういう時代が来たのだなと感じています。今まで以上に地域に情報発信してPRしていかなければならないし、どうしたら利用者一人一人がより幸せに生活できるのか、そのためにいかに職員が毎日の生活をサポートできるのかということを考えながら取り組んでいきたいと思っております。
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