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【No,213】 |
施設名: 特別養護老人ホーム 白寿園 |
職名: 施設長 |
氏名: 安田 章悦 |
人と動物のふれあうCAPP活動 |
白寿園は、横手市の西側旧大森町の中心部高台に位置し、入所定員100名の特別養護老人ホームであり、南部シルバーエリア(養護・軽費・マンション)と市立病院・老健施設・デイサービスセンター・生活支援ハウス・保健福祉センター・社協などと隣接しており、保健・福祉・医療と地域包括ケアが確立された福祉ゾーンの一角にあります。
当施設では、利用者が心豊かに生きがいのあるものとなるよう、(社)日本動物病院福祉協会秋田チームより紹介、協力を頂き、CAPP活動に取り組んで9年目となります。
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CAPP活動とは、コンパニオン・アニマル・パートナーシップ・プログラムの略ですが、動物とのふれあいを通じて精神的な豊かさと生きがいを感じてもらいながら、互いの絆を大切にするという運動で、主に犬や猫、約10頭がボランテイアの飼い主とともに施設を訪れ、利用者とふれあうというものです。
はじめは、吠えたりかみついたり病気など、又、利用者の反応等が心配でしたが、どの動物も高度な訓練を受けており、病気についても獣医師のもとで充分な配慮がなされており、さらに活動後は毛の始末や清掃も会員の方々により、きれいにしてくれるので施設側の負担はほとんどありませんでした。
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活動時間は30〜40分ですが、普段の生活では無関心無表情な利用者が動物を抱いたり、なでたり笑ったり手を一生懸命差しのべ自分の所に呼び寄せようとする積極的な動作が見られたり、動物とふれあっている時の穏やかな表情など、いつもと違った変化に大変驚かされました。
又、過去に動物を飼っていた記憶がよみがえり、活動後でも動物達の姿が心地よく心の中に残っている様子がうかがえました。
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この活動を続けることにより、動物とふれあうことによる心身機能や認知症の改善効果は期待しているものの、何よりも動物とふれあっている時のあの和やかな表情と、次回を楽しみに待っている姿を見ると、今後もこの活動に期待するものは大きいと思っております。
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