|
 |
|
|
 |
【No,223】 |
施設名: 特別養護老人ホーム 美幸苑 |
職名: 施設長補佐兼特養部主任 |
氏名: 相原 真弓 |
「家族との繋がりの中で」 |
新年あけましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては輝かしい希望に満ちた新春をお迎えのことと思います。
2006年は大雪と共に「激動の介護新時代」を迎えようとしています。特養にとっては、重度化に伴う医療ニーズへの対応やターミナルケアへの体制作りへの評価等があげられていますが、制度に対しての情報は乏しく内容の理解が不充分な状況にあります。
|
さて、私事ですが昨年の4月より在宅部門から特養に配属され、日々慣れない業務にあたふたとしている中においても、頭から離れない事柄があります・・・・。それは「入所者とご家族との繋がり」です。当施設だけなのか、また、地域性なのか、入所してしまうとなかなか面会に来ていただけなくなる等疎遠な状況が見られます。ご家族の方の中には、はるばる遠方より面会に来て下さる方、毎週末必ず来て下さる方もいらっしゃいます。
しかし、残念なことに近隣、同じ町内に住んでいても足を運んで下さらないご家族もいらっしゃいます。(色々とご家族にも諸事情があったり、入所したことにより安心されてしまったのか・・・)
|
このようなことを踏まえ、今年度はケアプラン作成時にはできるだけご家族の都合の良い時間に合わせサービス担当者会議に参加していただき、ご家族の要望を聞きケアプランに反映させています。
最初は、「施設にお任せしているので・・・。」とのご意見が多いのですが、話が進んでいく内に大変参考になるお話もたくさん出てくるようになりました。
また、ご家族から「気になっていたのですが、施設に来るのが3年ぶりなんです。」と申し訳なさそうに語ってくれました。
|
その言葉を聞いた時に、これは、ご家族の問題ではなく、施設の問題だと痛感しました。入所者の皆様が安心して終末期を迎えていただく為にもご家族の協力なしには十分なケアができません。施設がご家族と入所者の皆様との橋渡しになり、施設にいても家族の一員であるということを認識していただけるよう、施設自体が身近な場所になっていかなければならないと思っています。
4月より、「介護情報サービスの公表」制度が始まります。ご家族、地域の方に満足していただけるような丁寧なサービス提供を心がけていきたいと新年を向かえ気持ちを新たにしています。
|
|
|
 |
|