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【No，225】 |
| 施設名： 特別養護老人ホーム 平寿苑 |
| 職名： 生活相談員 |
氏名： 渡部 勝 |
| ユニットケアを通じて思うこと |
当苑では、平成１５年度より入所者処遇をユニット形式（正式なユニットケアと言えるハードが揃っていない）にし、看護・介護職員が試行錯誤で入所者処遇を行って来たところです。当初担当していた相談員と今年度配置変更があって、この４月からそれを引き継ぎつつ各研修に参加させていただき、「ユニット・ケア」の求めるもの・職員処遇のあり方・家族との係わりのあり方等改めて考えさせられた年であったと思います。
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個々の利用者処遇のあり方・ユニット職員としての対応の仕方・利用者の求めているもの・・・、様々な想いの下、ユニットの良さを利用者・家族・職員で模索しています。
あるユニットでは、昼食の盛り付けをユニット内の利用者から行ってもらい、それぞれ自分の役割を持って楽しく食事を取っていたり、またあるユニットではいわゆる寝たきり（寝かせきりではない）の経管栄養者がリクライニング椅子で離床し、ユニットホールで他の方が食事をとっている間、経管栄養を流しつつ（障害等で意思疎通も困難な方が）、食事をとっている方と共に職員が一緒になって話しかけながら食事をとっている様子を見ていると、家ではなかなか出来ない事をやってくれているのかな・・・と思ったりしています。
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また、最近では年越しのそば打ちを調理員指導の下、入所者が楽しそうに行っているのを見たり、餅つきでは元気に声をかけてくれたりしている様子を見る機会があって、それぞれ障害・疾病は様々でも、皆１人の人として暮らしているということをあらためて考えさせられました。
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それぞれ多様な家庭事情でやむなく入所に至った方たち・・・その無念さを第２の家として私たちの出来るところの「家」の暖かさをもって生活していけるように、これからも「家のぬくもり」を大切にしていきたいと思っています。
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