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【No,226】
施設名: ケアハウス ビハーラ横手
職名: 副主任介護員 氏名: 河越 由香
折り紙に夢中!


 当施設「ビハーラ横手」は開設してから3度目の冬を迎えています。外の冬の厳しさに負けるものかと、私達ケアハウスの中では入居者と職員が一丸となって、パワフルに毎日を過ごしている次第です。
 夏場であれば気軽に近場を散歩したり、畑作業に精を出すなどして外へ出る機会の多い入居者も、冬場になるとなかなかそうはいきません。時間を持て余しがちになった入居者が今、夢中になって取り組んでいるのが、“折り紙”での作品作りなのです。最初は折り鶴程度のレベルだったのが、今ではプロもびっくり(!?)な程の完成度高さで、このまま売り物にして、商売でも始めたほうがいいのではないかと真剣に考えてしまう今日この頃です。
 “柿”を作れば本物と見間違う出来栄えで、複雑な構成の“ぼんぼり”も何のその。12月は“ポインセチア”を作成し、クリスマスムードを盛り上げてくれています。ケアハウスの廊下やホール、各居室はそんな芸術品達で、色鮮やかな空間と変化していきました。
 こちら側から強要した訳ではなく、入居者が主体となって、自然と折り紙活動は輪を広げていきました。仲間で集って折り紙教室なるものを開催していることもあります。飲み込みの早さ、製作スピード、完成度の高さ、どれをとっても恥ずかしながら職員はもう足元にもおよばず、こちらが教えていただいているといった状態です・・・。

  折り紙にも個々の性格がはっきり表れます。参加者中、最高齢の95歳の方が、最も妥協を許さず、1ミリもずれていない作品を仕上げるのには、もう驚くばかりです。
 1つ心配なのことは、皆80〜90代の方達ばかりなので、ずっと手元の作業に集中していると、眼が疲れるなどしてきますので、くれぐれも適量にしていただくよう配慮しています。
 また、折り紙にのみ没頭するのではなく、他の趣味にも目を向けてもらえるよう提案していくことも大事だと考えます。

  私達は折り紙を「作業療法」の一環ととらえています。様々な発見・驚きの場面が多々見受けられるはずですので、皆さんも是非いかがでしょうか。




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