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【No,228】
施設名:
特別養護老人ホーム あかしあの郷
職名:
施設長
氏名:
阿部 厚子
寒空の下で
ただでさえ介護保険制度改正で、ユニット型個室特養の大幅な介護報酬引き下げで、極寒の中にある”あかしあの郷”。この冬は雲の上でも何やら虫の居どころが悪いものらしく、この雪です。「〜雲の上は春にやあらむ」と詠む古人のこの寛大(?)さには・・・。
10年程前のことですが(旧措置時代)、ある80代の画家の男性自ら施設入所の相談がありました。奥様を亡くされ、足腰が頓に弱くなっておりましたが「施設に入っても絵を描き続けたい。そのために片隅でいいからアトリエがほしい」と希望されたのです。
以前より老人施設の多床室生活の有様に考えさせられるものでしたから、人間望む人生を全うできる空間(建物)と職員の適切な援助がなければと、それ以来より意を強くしたものです。
幸いにも一昨年10月、全室個室の「あかしあの郷」が開設されました。個々人の生活を守るべく設計が考えられたものでありますが、しかし今でも多様な人生、多様な生活様式で生きてこられた老人に、その個性がより際立つ生活をしていただくためにはと、中を歩きながら考え込む日々です。
ユニット型もそのひとつに違いないのですが、もっと自然な生活があるのではないかと。もちろんそれには介護のあり方が最重要であることに論を待ちません。
その介護現場に時として、理解したはずの新しい知識が、どこかへ。”紛失物”の捜索願を出さざるを得ない時もたまに。“紛失物”を見つけるために「ユニットリーダー会議」あり、「各ユニット職員会議」あり、施設長の“激”ありと。
− 老人が輝く日々であるように −
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