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【No,235】
施設名: 特別養護老人ホーム 大平荘
職名: 施設課長兼主任相談員 氏名: 桜井 亮子
「個を大切にするケアをすすめています」


 記録的な大雪で大変な冬ですが、皆様、お元気でお過ごしでしょうか?
 さて、当施設の話題ですが、先の大平荘の広報誌No.40「なごみ」でもお知らせいたしましたが、八月から利用者の入浴援助の方法を変えております。
 これまでは、曜日によって「特浴」「一般浴」「中間浴」に分けて入浴援助をしておりましたが、この度からは、各担当グル−プごとに入浴していただくことにいたしました。
 大平荘では開園当初より、60名の利用者を三つの居室ごとに(一居室四名入居)担当介護士を定めて、五つのグループに分けて援助してまいりました。少しでも個々の利用者に目をむけて援助したいと考えたもので、担当介護士としての役割は、担当する利用者の心のケアや身体の状態の把握、またそれらのケース記録や居室整備等が主な内容でした。


  職員の配置等の体制的な問題で、一斉に行っていた排泄援助や食事援助も徐々に担当中心に進めるようにしてまいりましたが、今回は、ようやく入浴の援助について検討して、担当介護士中心に行えるようになった訳です。
 このことにより、日常生活のその他の援助(たとえば、おやつやお茶の援助、コール対応)も、ほとんど担当中心に行えるようになり、まだまだ未熟ではありますが、「個を大切にするケア」に近づけたと思っております。
 今後は、さらに利用者の声に耳を傾けることができるような職員の資質が重要になると感じております。

  蛇足になりますが、その為にも、もっと介護士や職員の待遇も報われるものでなければならないと思います。真に個々の人間を大切にして、最後まで尊厳のある生を守る為には、もっと福祉の担い手たちが意欲を持ち働き続けられるような手厚い体制がとれるように、国の施策の中に、きちんと位置づけられるべきだ等と・・・深い雪を見ながら思ったりしております。




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