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【No,254】 |
施設名: 大潟村特別養護老人ホーム ひだまり苑 |
職名: 介護員 |
氏名: 嵯峨 佳代子 |
〜 春の足音 〜 |
ひだまり苑では、14名〜16名の4つのグループで生活して頂いています。私達はお年寄りに寄り添い、そして、利用されている皆さんの声を一つでも多く取り入れることで、安心し居心地よく生活して頂けるような環境をつくっていきたいと思っています。
施設全体での行事はもちろん、誕生会や食事会、ドライブやショッピングなど、各グループ独自で工夫して行っているなか、「もっと、外出する機会を増やして欲しい」との声がありました。
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それまでは、外出といえば、10名位のグループごとに出掛け、付き添いの職員の人数も必要となり、業務変更を行い実施してきました。私達がそうであるように、利用されている皆さんにとっても「行きたい場所やしたいことが違うはず」もっと気軽に外出できないものかと職員間で話し合い、昨年から定期的に利用者2名、介護員1名、相談員(事務員)1名の少人数で本人の希望する所に出掛けています。2時間程の外出ですが、1対lでゆとりをもって接することができ、利用者の明るい表情や満足した様子がみられ、車内では思い出話しなど普段より話に花が咲くようです。
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また、相談員や事務員など他職種の職員が利用者に付き添い、ゆっくりふれあう機会をもつことで、利用者一人ひとりを理解し、心の交流が深まっていると感じています。
先日のショッピングでは、家族がお店に出向いてくれ、冬が近かったこともあり帽子とマフラーを本人と一緒に選んでくれました。「とうさんに買ってもらったよ。」と早速身につけて嬉しそうに帰ってきたのが印象的でした。
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このような外出を行っていくうえで、まだまだ課題は多くありますが、利用されでいる皆さんの希望を取り入れ、楽しんでもらえるものにしていくことが大事だと思います。
また、地域で行われるイベントなどにも参加していき、より充実した日々を過ごしてもらえるよう一層努力していきたいと思っています。
数十年ぶりの大雪にみまわれ、残念ながら最近は外出を見送っている今日この頃です。
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