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【No,272】
施設名: 養護老人ホーム 愛宕荘
職名: 生活相談員 氏名: 三沢 秀悦
ある福祉職員のひとり言


 今を去るウン十年前、初めて福祉施設職員となり、以後障害者更生施設・老人福祉施設・児童施設、そして今の老人福祉施設と続いていますが、その原点は月に3万円の施設研修生時代(たぶん私たちが、そこの施設の最後の研修生だったと思いますが)。その施設には、今も感謝しております。あれからウン十年の歳月が流れました。その間福祉政策・制度もめまぐるしく変化しその対応に苦慮したりすることも多々あります。時には、「なんだこの法律(制度)は、まるでなっていないじゃないか」など腹が立つこともありました。
 最近の福祉制度を見ますと老人福祉では介護保険制度の見直しで、これまで養護老人ホーム入所者は、介護保険料をせっせと納めていましたが、入所中はそのサービスを受けることは出来ませんでしたが、現在は養護老人ホームの利用者もそのサービスの一部を受けることが出来るようになりました。ただ、介護保険制度のいわゆる財源から見るとこれが良いかは意見の分かれるところだと思います。また、そのことが一部の方々から養護不要論の声も出てきているのが現実です。障害者福祉の方でも、障害者自立支援法が、利用する障害者の都合や、施設のことなどお構いなく、また受け入れの土壌も出来ていないままに施行してしまったような法であると聞かされております。

  また、福祉施設(公立の施設)における、指定管理者制度なるものも、厄介な点の一つです。愛宕荘も公立の施設ですし、対岸の何とやらと手をこまねいてもいられないのです。

  このように、時代と共に福祉制度など大きく変わってきてしまいました。福祉施設職員として、目まぐるしく変化する福祉制度の中にあってもそれに翻弄されず、対象者側の立場、気持ちを考慮した上で、より質の高いサービス提供が出来るように日々研鑽していくことは勿論ですが、本来の福祉の心を失わないようにしていきたいと思っております。




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