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【No，283】
施設名：
永楽苑
職名：
施設長
氏名：
佐藤 行政
９月１７日集中豪雨
先月中旬、いわゆる９月１７日集中豪雨は、当県北地域に９月１６日から１８日にかけて集中的な大雨が降り、甚大で深刻な被害、災害をもたらしました。
当永楽苑の事業実施区域である合川地域は、東南の森吉山方面から阿仁川、南の太平山方面から小阿仁川が流れており、その合流地域になっていることから、その周辺の田んぼ・道路の冠水、そして家屋の浸水被害が広がりました。
更に１７日は流水が激しくなり、水没箇所が増えていきました。浸水した村落はそれぞれの避難所である小学校や体育館へ避難してきておりました。
当苑では、１８日早朝から危急な状況と判断し、幹線道路が数箇所通行不能な中、迂回で時間がかかりながらも、当日利用予定のデイサービス、ショートステイ利用者の自宅に伺い、安否の確認と併せて当苑に来ていただきました。
又、避難所では病弱で対応が困難な方、要支援・要介護者で家族と一緒に避難した方が困っているとの情報が入り、すぐに迎えに行き、とりあえず家族の同意を受けて、緊急ショート受け入れという形で対応しました。
午後になると、デイサービス利用者の帰る自宅の浸水、混乱している避難所の状況などにより、そのまま永楽苑に泊まっていただき、不備な点は多々あったと考えられますが数日間の短い期間、家族と利用者の安全と安心の一助にと努めました。
幸い、１８日以降天候が回復し、不測の事態は回避されましたが、災害の爪痕は被災者に重くのしかかり、毎日被害現場を通る度に再起・回復の困難さが実感されました。
そして今月、１０月５日から当合川地域で「秋田わか杉国体」のフェンシング競技が予定通り開催され、市と地域住民による温かいもてなしと協力により、無事盛会に、感動のうちに競技が終了でき、関係者・選手団から大水害の中、応援・民泊等で温かく支えてくれた事に対し、心から感謝の念が表明されました。
この地域の住民力と、苦しい中でもみんなと協力して援け合う、支え合う心がまだまだ健在であった結果でした。そういった意味から、甦る合川地域は遠くない将来だと確信しています。
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秋田県老人福祉施設協議会
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TEL 018-864-2715 FAX 018-864-2877
先月中旬、いわゆる９月１７日集中豪雨は、当県北地域に９月１６日から１８日にかけて集中的な大雨が降り、甚大で深刻な被害、災害をもたらしました。
