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【No,286】
施設名: 大仙市特別養護老人ホーム 桜寿園
職名: 参事兼施設長 氏名: 北田 正雄
施設の法人化と職員の処遇について


 大仙市が誕生して3年目を迎えた。私は合併により始めて役場庁舎から出先の施設に勤務することになった。最初は地元の老人保健施設「八乙女荘」に昨年は同じ老健施設で強首の「幸寿園」に、そして今年は現在の職場に勤務している。
 さて、3年間介護施設に勤務して感じたことは、どの施設職員も利用者を親身になって介護しているということである。仕事だから当たり前といえばそれまでであるが、職員一人ひとりがその職務に誇りをもって働いている姿に感動さえ覚える。介護職員のほぼ全員が介護福祉士の資格を、そして8割以上の者が介護支援専門員あるいは社会福祉主事の資格を取得している。

  ところで、大仙市には直営の特養4施設、老健2施設あるが、これらを来年度から順次一つの社会福祉法人に委譲することになっている。すでに理事等役員候補者が内定して、この11月1日からは法人設立準備室も設置された。
 今、この法人化への移行について職員は動揺している。当面は市職員として法人への派遣という形で勤務することになるが、それがいつまで可能なのか定かでないからである。施設職員は一般の市職員に比べて低賃金に抑えられてきた。法人化になると、さらに人件費を圧縮しないと施設運営ができない状況にある。

  市では、これら6施設に対して一般会計より結構な金額を繰出ししている。民間でやれているのに官で出来ないわけはないと毎年のように経費の節減をせまられる。相次ぐ介護報酬の引き下げにより民間施設の経営も相当厳しいと思うのであるが。
 いずれにせよ、施設利用者が快適にそして安全安心して日常生活を送るためには、介護する職員の資質に負うところ大であり、その業務が適正に評価され待遇が改善されることを切望している。




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