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【No,321】
施設名: にかほ市デイサービスセンター
職名: 生活相談員 氏名: 斎藤 尚幸
地域福祉のあるべき姿について


 地域福祉を構成する要件として最も重要とされるのが「住民参加、住民の主体形成」である。より良い地域福祉を目指す為には、住民の参加と意識、また福祉サービス提供者側と利用者側の連携が必要とされる。
 だが、家族間での虐待や地域社会における孤立の問題が近年増加傾向にある。児童虐待や高齢者虐待は、虐待者側にも多くの問題を抱えている事が多く家族間での関係が希薄になりつつある。また生活能力の低下や生活上の問題が生じてくるに従い、外出や地域住民との交流の機会が失われ、家に閉じこもりがちになるケースが多い。
例えば、精神障害者や心身障害者、虚弱高齢者、要介護高齢者と介護する家族の孤立の問題などである。いうまでもなく地域社会との交流が閉ざされた結果、問題が深刻化され福祉サービス等に関する様々な情報が行き届かず情報においても孤立化することとなる。またその孤立感から地域社会との関わりを拒絶する危険性がある。

  これらの問題により、高齢者や障害者の単身世帯が進んでいる中、社会的支援は必要不可欠である。また家族や地域住民の介護体制も支援していかなければこれらの問題も解決につながらず、地域住民の意識、本人自身の主体性の欠如等に対する啓発運動も合わせて推進しなければならない。

 地域住民の参加により、高齢者や障害者へより質の良い福祉サービスを提供することが出来る。福祉サービス提供側と地域住民との連携、一体化が地域福祉のあるべき姿である。




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