会長あいさつ
目的／組織構成
事業内容
お知らせ
研修案内
【No，322】
施設名：
金寿園
職名：
施設サービス課
氏名：
塚田 健太郎
QOLを観音様に学ぶ
私達の生活にしっかりと根付いていて、日本の行事となっている「お墓参り」。３月には春彼岸も控えています。
風習は各家庭によって異なりますが、人が集まりお餅やお団子、五月寿司、茶飯などを作って食べたり、お仏壇やお墓にお供えをしたりすることでしょう。私の家でもお墓やお寺の御尊像様をお参りし、季節の花や水、そして個人の好物などをお供えしたりもします。
こうした大切な風習ですが、様々な事情によってこれまで続けてきた供養を続けられなくなり、残念に思っている方も少なくないはずです。
さて、わが金寿園には、中庭に観音様が安置されています。平成元年に金寿園が開所して間もなく、前施設長が寄贈下さったものです。毎年６月には地域のお寺より住職さんをお招きし、観音供養を行い、大切にされています。また、春と秋のお彼岸などに供養を行い、それぞれが先祖への例を尽くしています。さらに、毎朝、お参りを日課としている、ご利用者様もおります。
QOLを考えたときに、人々にとっての本当に豊かな生活や人生というのは、継続されてきた習慣や風習によっても成り立つものではないかと思います。地域で生活していた時、もっと元気だった頃に、出来ていたことが出来なくなる。それが日課のようになっていたものならば、尚更影響が大きいことでしょう。
良い物品に囲まれるだけで心まで満たされるでしょうか。ましてや介護方法や設備、万人に共通するものであるはずなどありません。彼岸間近の観音様を眺めていて、入所者一人ひとりのQOLを追及するために私達ができる事は、無限にあるのだと実感させられました。
▲ページトップへ
秋田県老人福祉施設協議会
〒010-0922 秋田市旭北栄町1-5 秋田県社会福祉会館内
TEL 018-864-2715 FAX 018-864-2877
私達の生活にしっかりと根付いていて、日本の行事となっている「お墓参り」。３月には春彼岸も控えています。
