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【No,348】
施設名: 井川町特別養護老人ホーム さくら苑 井川町地域包括支援センター
職名: 主任介護支援専門員 氏名: 三浦 久美子
「高齢者健康づくり普及員養成講座および介護予防のための口腔ケア地域研修会」に参加して


 高齢者の健康づくりの一環として、誰でも簡単に取り組める健康体操及び高齢者の健康づくり・介護予防に関する知識を普及するため、高齢者健康づくり普及員養成講座を開催し、高齢者健康づくり普及員を養成することを目的としている。
 市町村保健衛生担当者や包括支援センター・社協・通所介護事業所職員の他に、地域の各団体(老人クラブや生涯学習クラブなど)のリーダーや構成員も対象のため高齢者の参加もあり、皆さん楽しんで身体を動かし講義を聞いていました。
 午前は「高齢者健康づくり体操の必要性と意義」として、講義を交えながらいけいけドンパン体操、しなやかウェーブ体操・フリフリグリッパー体操の実技指導がある。体幹や下肢を中心に運動できる体操で筋力アップの要素を含んでいるが、自分自身きつい体操もあり運動不足を痛切に感じてしまいました。
 廃用症候群は身体や頭を使わないために起きる病的状態で、「危ないから、まず寝てて」「家のことはやらなくていいから」など安全第一を優先して、つくられた寝たきり、つくられた歩行不能やつくられた家事不能が廃用症候群の大きな原因になっている。

  午後は介護予防の口腔ケアの講義とブラッシングの実技指導がある。口腔機能の向上は活動的な高齢者を作るためにとても大切なことである。
○口腔機能が低下すると
 ・食べる機能…味覚障害、嚥下障害、窒息、低栄養、誤嚥性肺炎
 ・話す機能…コミュニケーションの低下、閉じこもり
 ・呼吸する機能…呼吸不全、肺炎、自立低下
 ・表情を表す機能…コミュニケーションの低下、閉じこもり
 ・防御免疫…易感染
 ・脳を活性化する機能…認知症
○口腔ケアとは
 ・口腔清掃
 ・口腔リハビリ
 ・歯科医療
○口腔清掃の効果
 ・誤嚥性肺炎、インフルエンザの予防
 ・口腔乾燥の改善
 ・食欲増進
 ・口臭の予防(舌苔)
 ・脳への刺激
○摂食・嚥下障害を疑うポイント
 ・食事中にむせることがある
 ・食事中の声の変化
 ・食後の咳
 ・肺炎を繰り返す

  施設入所者や入院患者の一番の楽しみは食事である。おいしく食べることができて、活動的な生活を送るためには口腔ケアがとても重要である。利用者が最近食欲がなくなった、むせる事が多くなった、元気がない、言葉がなくなったなどと感じたら口腔内の確認やケアを重要視する必要があることを改めて感じることができました。風邪やインフルエンザの予防は、手洗い+うがいと口腔ケアです。もう少し皆で真剣に口腔ケアについて勉強して取り組む必要があることを感じさせられました。
 健康体操も複数の人数で楽しく、長く続けることが大切です。この研修で得たことを少しでも地域の皆さんにも普及して、いつまでも健康で活動的な高齢者でいられるように力になれたらと思いました。
 この有意義な研修に参加させていただきありがとうございました。




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