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【No,354】
施設名:
特別養護老人ホーム 寿恵園
職名:
施設長主席補佐
氏名:
夏井 八洲夫
ターミナルケア
春爛漫の候・・・桜前線が秋田県中央部にまで達し、(記事が掲載される頃はどこまで北上しているやら)花見酒が楽しみというところでしょうか。(もっとも私を含めて「花見酒を楽しむ」という風流人は見当たらないような気がするのですが・・・。)
さて、当園の原田施設長は趣味の「凧の蒐集・製作」が高じて、廃校になった小学校の空き教室を借り上げて「凧博物館」を開設したことは、魁新報社の記事になったりNHKで放送されたため、全国の愛好者から問い合わせや、観光旅行を兼ねて立ち寄ったりとかで、一躍注目を集めております。
男鹿市も久しくあまり良いことがなく沈滞ムードの漂う中、少しでも明るい材料を提供し、凧作りの生涯教育や観光面の一助とならん事を期待するところです。
会員の皆様、男鹿においでの節は足をお運びいただければ幸いでございます。(場所は「寿恵園」より約600メートルというところでしょうか。)
当園では去る3月下旬平成20年度に向けて事業計画や予算を決定する役員会が開催されました。
感染症予防とか虐待・拘束予防は当然のことであえて取り上げませんが、最大の課題は施設におけるターミナルケアの導入の方法・問題点であります。特養の役割は「看取り」にあり、と言われる昨今の状況からすれば導入を避けて通ることはできない状況となっておりますが、入所者の重度化に伴う日常の介護自体重労働化しており、若い職員の離職率も高くなるなど、状況は厳しいものがあります。
医師が常駐しない中で看護職員だけで「看取り」を実施するには、職員配置、医師の指示や家族との関係等様々な問題を解決しなければならず、直ちに実施することは困難との判断から本年度は「ターミナルケア検討委員会」を設置して検討・対応することとしました。
すでに実施しておられる施設もありますので、今後視察とかお願いする事もあろうか思いますのでその際はご協力よろしくお願いいたします。
日常の介護の中で看護職員が胃ろう措置や喀痰の除去等実施しており、さらなる負担増に、経営者側の視点から見れば、人件費増の可能性も含めて益々頭の痛い問題です。
医療・福祉関係職員の人員不足の中で補充もままならず、診療報酬は伸びず、国の福祉政策も明日が見えない・・・特養の悩みは桜花の下で花見酒を飲んでもすっきりとは解消しないのであります。
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