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【No,375】
施設名: 特別養護老人ホーム「長寿園」
職名: 介護支援専門員 氏名: 木藤 淑子
利用者目線に立って


 能代市の「老人福祉総合エリア」内にある長寿園は昭和61年に開設しました。当時は、入浴設備は居室設備など最新のものを使い画期的な施設でしたが、以降次々に新しい施設が建ちユニットケアが主流となり、設備面では新しい施設とは比較にならない施設となってしまいました。しかし、入浴設備に関しては他の施設を見ても、浴室内に一般浴・中間浴・特浴の浴槽があるというスタイルは、多少の大きさの違いはあるにしてもほとんど変わらないようです。
 そこで当園目下の悩み「入浴介助」について述べてみたいと思います。月、木曜日に一般浴と中間浴、火、金曜日に特浴を行っていますが、利用者が全体的に重度化し特浴者が多く、昼食の時間帯に食い込む寸前までかかるのが現状です。午前と午後に分けて行うべきか、一般浴の日に特浴を少し行うべきかという瀬戸際にきています。今のところ何とかギリギリ間に合わせることが出来ていますが、午前午後の入浴を選択することによってレクリエーションを行う機会や、ゆっくりと会話する時間が少なくなってしまうことが一歩踏み切れない最大の理由です。

  同じ広域市町村圏組合に特養施設がもう一つあり、その施設も特浴者の増加により数年前に午前午後の入浴を選択しました。一日中入浴作業を行うことに職員側としては抵抗を感じたようですが、時間に追われることもなくゆっくりと入浴させてあげられる事ができ、利用者の立場に立ったよい選択であった。精神衛生上もよい効果が得られた。とのことです。

  当園は利用者の立場に立った施設サービスを提供していくことを基本方針としておりますが、知らず知らずに職員目線に立ってしまいがちになります。入浴に限らず処遇上のいろいろな悩みや問題に直面した場合、利用者目線を第一に考えた処遇方針を確立し、よりよい方向へと解決していきたいと思います。




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