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【No,390】
施設名: 特別養護老人ホーム ふるさと学び舎
職名: 施設長 氏名: 今野 正人
創設期・只今進行中


 平成18年12月完全個室ユニット型施設として、特養50床、介護付ケアハウス30床、ショートステイ20床、ディサービス定員数30名の介護施設で、高層の4階建て施設として誕生しました。隣接する秋田県立大学本荘キャンパスからは、終日学生の活気溢れる賑わいが聞こえ、施設にも建築環境学科の学生を中心に、多くの学生が訪れ一段と活気に満ちた雰囲気を醸し出しています。施設環境は、東に出羽丘陵を背し、南に鳥海山、西は子吉川が市街地を悠々と日本海に流れ、北側一帯には田園風景が広がりそれらを一望できる最適な自然環境の中にあります。
 開設以来一年半が経過し、研修等で学んできたユニットケアの実践は試行錯誤の真っ只中にあります。施設の特徴を活かしながらユニットケアを実現して行くには、これからが本当の実践と考えています。個人の尊厳を守り、ご利用者のプライバシーや一人ひとりの「個性」を確保できる居室によって、安心感を持ち自分自身の時間を過ごすことが、顔の表情や残存機能の活性化を促すことにも繋がっています。また、ご家族様を中心に面会者も多く、和やかな雰囲気の中でくつろいでいる姿は、ユニット「個室」であるがゆえのメリットとして感じ取ることができます。

  一方、ユニットケアのデメリットである「限られた空間」や「単調」になりがちな生活環境は、日々の生活の中で、ユニット間の交流、施設周辺の散策や園芸、定期的な外出を実施しながら、リビング等での生活行為と併せて自然に身体を動かせるように、生活のリズムになって行く。そんな生活環境が、最近になりやっと見え始めて来たところです。

  そして、当施設の豊かな自然環境やユニットケアのデメリットをもプラスに変えることができるのは、やはり、職員一人ひとりの「ご利用者との心のふれあい」があって、初めて豊かな自然に溶け込み、心豊かな生活を送ることができるものと感じています。そのために施設全体が心触れ合う生活空間であり、職場環境となるように「感謝と思いやりの心」を大切にして、常に創造する心を持って、明るく楽しい生活の場としての施設づくりを目指して、只今、奮闘中であります。




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