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【No,404】
施設名: ロートピア緑泉
職名: 総務科長 氏名: 加藤 正子
会計職員として


 恥ずかしながら、介護福祉施設職員として働き出して15年目にしてようやく社会福祉主事の勉強を始めた。そんな私が施設長からこのリレーコラムの原稿を書くように命ぜられ、それじゃあ勉強中の老人福祉について何か書こうかと思ったものの、まだ一学期しかクリアしていない私には到底無理な話だった。
 そんな時、会計実践基礎講習が横浜市で開催され、出席させてもらうことになった。全国から350名が集まり、3日間の日程で行われた。
 内容は……会計職員にとって最も重要な任務は「適切」な財務管理を行い、「適時」に会計情報を報告することである。その会計情報を基に経営者は経営判断をするので、この「適切」と「適時」がとても重要なのである。ではそのために何をすべきかというと、まず、経理規程を熟読すること、そして、指導通知を理解することだそうだ。15年もの間、毎日会計の仕事をしているんだからそんな事当たり前でしょう!と言いたいところだが、経理規程に目は通しているものの熟読には程遠いし、指導通知は先生の説明を聞いて「こんな事が書かれてあったのか…」と思ったくらいだから、理解しているとは言い難い。

  また、財務三表の役割り、原価償却制度を国庫補助金の処理等、具体的にテキストや演習問題を使って説明があり、現状と照らし合わせると、検討すべき事項がいくつか思い浮かんだ。そして、中村会長の講演では、全国の施設が同じ見解で決算書を作成することによって、3年ごとに見直される介護報酬単価改定の大切な資料となるのだと聞かされ、改めて事の重大さを知った。

  そもそも、介護福祉施設にとって会計という仕事はとても存在感が無く、介護とは全くかけ離れたもののように感じられる。ともすれば、あの人は毎日パソコンの前に座り、電卓をたたいて何をしているのだろう?と思われているかもしれない。でも、今回の研修に参加して、会計職員は経営者がよりよい経営又は施設運営をしていくために必要な資料を作るという重要な任務を背負い、それが介護報酬単価改定にも影響していくのだと認識することができた。そして、介護職員とはまた違った立場で施設を支えているんではないだろうかと思えて、明日からまた、施設の一員としてがんばれる気がしてきた…。




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